19/02/18
3日目
この日はサンライズ糸山を後にし松山へという日であった。
まず何故か理由は忘れたが今治の駅前(駅ナカ?)にあるGIANTショップに行った。今でこそ橿原のおじさんから譲り受けたCONTEND1でブイブイいわせているがこの時の僕はTREKお兄さんでありGIANTショップは完全アウェーであった。
ひかけが何やら修理をしてもらおうと入店すると可憐な女の店員さんが応対をしてくれた。都会にしかないと思ってGIANTに就職したのなら気の毒にと思った。
神戸のGIANTショップはいつ行っても居るエグザイルもどき、丁寧な人(伊藤さん)、あまりやる気のない高専か商船大のバイト風大学生、Livならお任せレジ打ちお姉さんで構成されている男勝りな職場である。一度エグザイルに見せてやりたい。
昼飯を食べにイオンモールへ行き(めっちゃ山の中に突然イオンがある。三田のイオンみたいに。行ったことないけど。)
僕らはうどんを食べながら単位発表を見た。可もなく不可もなくみたいな中途半端な成績であまり面白くなかった。twitterで見たGPA2点代のやつは3、4点代に比べると勉強ができず、1点代のやつと比べると特に大学生活を楽しめている訳でもない、一番しょーもないやつという心無い一言で傷ついた記憶がある。
昼飯の後は国道196号をひたすらに松山へ向かった。
ひかけが懐古厨な所があるから僕がバランスを取るべきなのは分かっているがこの道だけはどうしてもお勧めしたい。海は綺麗で全体的に下り基調かつ季節的に風向きが北風の回想路だった。この道を通った記念に途中の道の駅でR196ステッカーを買った。今となっては昔の学習机の様に所狭しとシールを貼りたくられている僕の自転車だがこのR196ステッカーが初ステッカーだった様な気がする。
そうこうしているうちに松山にかなりあっさり着いた。
(よく見るとしまなみ海道でR317のステッカー買ってた。)
JRの松山駅はえらく街外れに位置しているいかにも地方都市の駅で寂れている様に見えた。
そもそも松山はサイクの過去の文集でいじられていた様にサイク的三大がっかり都市と聞いていたので街ゆく人の数でも数えてやろうかと思ってさえいた。がしかしJRの駅から少し離れるだけで路面電車は走ってるわ、私鉄の駅は大きいわ、空港がすぐそこだったりでうちの津市は何をやっとんだ、ということになった。津市に無い物が全てあった。
ほぼ義務的にミスドを食べ、(このミスドは変な作りだった)そのままチャリで道後温泉へと向かった。平日というのに道後温泉はかなり混んでおり、関西のナンバーも多く見受けられた。
そういえば商店街をふらついたはずなのに二人とも何もお土産を買わなかった。
写真撮影をその辺の観光客に頼むのに手こずり、何故か最終的にはお願いする難易度が最も高いはずのイケイケな女子に写真を撮ってもらった。彼女たちは今後一生、ここまで汚い男たちの汚い携帯に触れることはないだろう。
この頃の僕は(今もそうだが)かなりひかけに頼りきりだったため、テン場までトップをしてもらい、米を炊いてもらい、二人で割り勘をして買ったすき家の牛皿をのせて食べた。あまり節約した感はないがアンニュイな日々に食べるすき家より何倍も美味しかった。
タオルなどを東屋でうまく干し、寝た。
翌朝起きて分かったがテン場の石手川公園はそれなりの数の松山市民の散歩コースだった。雨降ってたのにね。